2021年9月に設立されたデジタルインボイス支援研究会は、2023年10月に導入が予定されている、「適格請求書等保存方式(インボイス制度)」をにらみ、QRコードを利用したインボイス規格「QRインボイス」を発表いたします。紙による領収書、見積書、請求書などアナログな取引書類の取引情報をQR化し、取引書類に印字して先方に渡すことにより、正確かつ容易に紙媒体によるデジタルデータを運用できます。
インボイス制度は、企業、税理士に大変な負担がかかる仕組みになっており、膨大な時間とコスト高により、国内のインフレが更に高まることになってしまいます。そこで、電子インボイス支援研究会は今までのシステムを利用しながら電子インボイスに対応する方法を研究いたしました。QRインボイスならば、レジやソフトウエアのバージョンアップにより対応することができます。インターネットに接続する必要もありませんから安価なレジでも対応することが可能です。
発行側は、レシートQRや請求書QRを作成し、紙媒体にQRコードを印刷するだけで、インボイスデータを作成することができます。受け取り側はスキャナやスマホでQRを読み取ることで、会計ソフトや販売・仕入管理ソフトにデータを取り込むことができます。スキャナで活字を読み取るOCRシステムとは違い、データの間違いなどが一切(100%)ありません。